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ご来場の皆様ありがとうございました!
報告はこちらに載せています。
  • 日時:2006年10月9日(月・祝)
  • 会場:日本青年館大ホール(東京 神宮外苑横)
  • 出演:加藤登紀子、永六輔、南こうせつ、野田知佑、
          池田理代子、大熊孝、嶋津暉之、司波寛
  • 主催:「八ッ場ダムといのちの共生を考える」実行委員会
  • 協賛:アウトドア自然保護基金パタゴニア日本支社
  • プロデューサー:前田和男


◇ 呼びかけ人 ◇(五十音順)

秋月岩魚(写真家)・天野祐吉(コラムニスト)・五十嵐敬喜(法政大学教授)・池田理代子(劇画家・声楽家)・石川理夫(温泉評論家)・井出孫六(作家)・宇沢弘文(日本学士院会員)・牛山積(早稲田大学名誉教授)・大熊孝(新潟大学教授)・大沢悠里(フリーアナウンサー)・岡田幹治(元朝日新聞論説委員)・尾形道夫(暮らしの手帳社)・小川明雄(ジャーナリスト)・大谷ゆみこ(ピースフードアクションnet.いるふぁ主宰)・加藤登紀子(歌手)・加藤尚武(鳥取環境大学元学長)・神林章夫(株式会社カスミ名誉会長)・川村晃生(慶応大学教授)・岸田衿子(詩人・童話作家)・熊澤雄一(都市計画家)・神津信一(東京税理士会副会長)・古今亭菊千代(落語家)・小平尚典(写真家)・小室等(歌手)・澤地久枝(作家)・C・W・ニコル(作家)・椎名誠(作家)・司波寛(都市計画コンサルタント)・嶋津暉之(水問題研究家)・十川治江(工作舎代表取締役)・須田春海(市民運動全国センター世話人)・瀬戸昌之(東京農工大学教授)・瀬山士郎(群馬大学教員)・高木久仁子(NPO法人高木仁三郎市民科学基金事務局長)・高野孟(『インサイダー』編集長)・高野庸(群馬大学名誉教授)・竹尾茂樹(明治学院大学教授)・田嶋征三(画家)・立川涼(元高知大学学長)・龍村仁(映画「地球交響曲」監督)・田中学(東大名誉教授)・田中優(未来バンク代表)・樽谷修(八ッ場ダムを考える会代表)・辻信一(明治学院大学教授)・暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)・鳥越俊太郎(ニュースの職人)・富山和子(立正大学名誉教授)・富山洋子(日本消費者連盟代表運営委員)・中下裕子(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議事務局長)・中川李枝子(童話作家)・中里英章(七つ森書館代表取締役)・中島康(清流川辺川を守る県民の会代表)・長野ヒデ子(絵本作家)・中平順子(子供文化研究家)・中村敦夫(俳優)・西薗大実(NPO法人ストップ・フロン全国連絡会代表)・西田穣(まちづくり工房)・野田知佑(カヌーイスト)・羽田澄子(記録映画作家)・樋口恵子(NPO法人高齢社会をよくする女性の会・理事長)・姫野雅義(吉野川シンポジウム実行委員会代表世話人)・藤井絢子(滋賀県環境生活協同組合理事長)・藤原寿和(廃棄物処分場問題全国ネットワーク)・本田亮(環境絵本エコノザウルス作者)・前田和男(編集者、作家)・松谷みよこ(童話作家)・安田節子(食政策センター「ビジョン21」代表)・やべみつのり(紙芝居作家)・山口幸夫(原子力資料情報室共同代表)・山西哲郎(群馬大学教授)・矢部俊介(土木技術者)・渡辺斉(ジャーナリスト)・吉山寛、橋本良仁(高尾山の自然を守る市民の会)


八ッ場ダムをご存知ですか?

戦後まもなくダム構想が生まれた利根川水系の八ッ場ダム事業は、半世紀以上の時が経過しながら、いまだにダム本体の建設にいたっていません。
わが国では、川辺川ダム(熊本県)をはじめ、多くのダム事業が社会問題化してきましたが、八ッ場ダムの水没予定地は、戦後限りなく膨張を続けてきた首都圏の陰(かげ)として、都市問題のひずみの犠牲となってきました。川の上流と下流の住民が対立してきた過去を乗り越え、同じ時代、命をはぐくむ者として共に手を携える関係をつくるために、私たちにできることは何なのでしょうか? 環境の世紀、人権の世紀といわれる今日、より多くの方々とご一緒に、八ッ場ダム問題について考えたいと思います。
(八ッ場といのちの共生を考える実行委員会)


〜加藤登紀子さんのメッセージ〜

『川原湯温泉をはじめて訪ねたのは去年の夏、温泉宿のあかりにそそられて坂道を登り、食堂でおいしい川魚料理をつまみながら一杯飲んだ。
その時の話題のひとつ。「ダムに沈む川原湯温泉」という看板の字を変えるので、今新しいアイデアを募集中だという。私も「心も体も美人がいっぱい」など、いくつか考えてみた。
ダムが計画されて五十余年、二千億円以上がすでに投入されたが、まだ、ダム本体の工事までたどりついていない。代替地の整備もおくれ、宙ぶらりんの状態におかれた地元の人たちは、あきらめと苛立ちにゆれている。 浅間山噴火の後の火山地質が工事を困難にしている上に水質にも問題があるという。東京、埼玉、千葉、茨城など首都圏の飲み水の確保と治水のためというけれど、このダム計画自体の是非も論争の中だ。
こんな不確かな状態に何十年も生きてきた人たちの辛さを思うと、東京や千葉の人たちが何も知らずにいていいのかと申し訳なさでいっぱいだ。
今もダム工事では予算が投じ続けられているけれど、さらに数千億円かかるこのダムが出来ない可能性もあることも考えておかなければいけないだろう。
  岩魚の絵 せめて、今、この水没予定地で生きている人たちを力づけたい、思うことはただそれだけだ。そして、知らん顔してる首都圏の私たちに、何が出来るのかを考えたい。
食堂の家の少年が描いたピチピチの岩魚の絵が忘れられない。大人たちがいろんな思惑に疲れ果てていても、子供たちにはふるさとを全身で受けとめていてほしい。どんなことがあっても、生きるよろこびにむかって生きていけるように。』



☆ 呼びかけ人からの一言メッセージ(抜粋) ☆
渡辺 斉さん(ジャーナリスト)―
豊かな自然環境を次の世代にどう引き継いでゆけるか、いま一度、考えることが必要だと思います。
須田 春海さん(市民運動全国センター世話人)―
言い尽くせないほどの辛酸あり、書ききれないほどの無念さがあり、それでもなお、このプロジェクトを断ち切れない非力さ! ただただ時間と風化に負けない意志の持続に希望を賭けるのみです。
岸田 衿子さん(詩人・童話作家)―
川原湯温泉のある、長野原町の山の方に住む者として、ダムの話は昔から聞いていました。あの豊かな文化や自然環境が残る吾妻渓谷が水没することは残酷なことです。同時に数えきれない生物(動植物)が生きる場所をうばわれることです。何も云えない子どもたちや、命のある生きものたちの代わりに、私たちが今がんばらなければいけないと思います。もうダムは要らないという専門家の意見も聞いています。間違いだとわかったら、勇気をもって引き返しましょう。
田中 優さん(未来バンク代表)―
このダムを進めることの愚かさは、知らせるだけで人に伝わります。今回のこの試みによって、多くの人に伝えられるかもしれません。“初めて知る人へ”のメッセージとして、この試みが成功することを祈っています。
富山 和子さん(立正大学名誉教授)―
下流の皆さんが立ち上がって下さることを、どれほど長く待ち望んできたことでしょう。うれしいです。がんばってください。
秋月 岩魚さん(写真家)―
ムダなダムができ、ブラックバスの釣り場になり、生態系と血税が失われる。国民はもっと怒れ。
大沢 悠里さん(フリーアナウンサー)―
八ッ場ダム工事について、もっと詳しく知りたく思います。
山口 幸夫さん(原子力資料情報室共同代表)―
国家官僚が一知半解で決めたことを、多勢の民衆の力でくつがえしましょう。十分に可能だと思います。
鳥越 俊太郎さん(ニュースの職人)―
時代遅れ、無用の長物となった八ッ場ダム計画は環境破壊の元凶。登紀子さん、応援しています。
羽田 澄子さん(記録映画作家)―
とにかく再検討することが必要と思います。
岡田 幹治さん(ライター・元朝日新聞論説委員)―
八ッ場ダムを止めることは、日本をまともな国にする大きな一歩になります。
姫野 雅義さん(吉野川シンポジウム実行委員会代表世話人)―
川はかけがえのないふるさと。住民が力を合わせて守りましょう。
中川 李枝子さん(童話作家)―
むかしむかしから今日まで、ずーっとだいじにしてきた野や山です。これからもだいじにしていくのは、あたりまえと思います。あたりまえの通らない世の中にはしたくありません。
十川 治江さん(工作舎代表取締役社長)―
高木仁三郎さんの遺著となった小説『鳥たちの舞うとき』に託された「ダムを止める夢」、是非、現実のものにしましょう。